鉄道座席集 E233系   〜中央線仕様〜

 

中央線で活躍しているE233系は老朽化した201系を置き換える目的で投入された車両です。

 JRがアンケートなどを行った結果を反映し、空気清浄機の設置、優先席の明確化、主要機器の2重化などE231系をベースにしながらも「故障に強い車両」 「人にやさしい車両」をコンセプトにしています。

 車両は丸みを帯びたデザインとなり、ドア部分にもオレンジ色の帯を配しています。

普通車(ロングシート)



<中間車両全景>

   

   

  

E233系は“人にやさしい車両”をコンセプトとした車両で、車内もE231系とは大分変わりました。

 外観はE231系の角ばったデザインから丸みを帯びたデザインに変更。同時に車内のスタンディングポールが丸みを帯びた格好に。利用者からすればあまり効果はありませんが・・・と思いきや、立ち客が利用しやすい格好だそうです。なるほどねぇ〜!


 そして、大きく変わったのがこの椅子。209系登場から早13年(2007年現在)、板のような椅子から一気に開放!といえるような大変乗り心地の良い椅子です。写真を見てお分かりのようにとても“重圧感”があり、209系と比べたらグリーン車並みです(笑)

 とまあ、かなりほめている椅子ですが国鉄型バケットシート415系などと比べてしまうとやはり背もたれの部分が硬かったりで物足りなさを感じます・・・。ですがJR東日本のEシリーズの中では一番乗り心地の良い車両と言っていいでしょう。

 しかしこの椅子、当たりハズレがあるようで、とても柔らかかったり、E231系とさほど変わらかったりで、新車の今から大丈夫なのか?と思ってしまいます(^^;


 優先席周辺は床が赤色、つり革やスタンディングポールが黄色に塗られました。これは優先席を強調させるためだそうです。また、どの席に座っても手すりが使えるように3人掛けにもかかわらずスタンディングポールがあります。

その他の車内設備



<車内設備・15インチ液晶>

   

   

つり革や荷物棚はE531系と同様の物で、女性専用車両となる号車はつり革の高さが下げられるなどE233系のコンセプトが適用されています。

 ドアは銀色の無塗装が主流でしたが壁と同じ色に塗られ、E531系と同様ドアを明確にするため黄色いテープが貼り付けられました。点字ブロックもあります。ドア窓は結露防止のため丸みを帯びた窓から角ばった窓に変更されました。

 ドアスイッチの形状はデザインを一新。国鉄時代から変わらなかったドアスイッチですが、分かりやすいデザイン(文字ではなく絵)に変更。とても分かりやすく、高く評価できます。

 また、E231系500番台(山手線)やE331系(京葉線)のようにドア上に液晶ディスプレイを2基搭載しています。通勤・通学の満員電車内では重宝するかもしれません。E231系やE331系とほぼ共通仕様ですが、時計がE233系にはついています。

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